武の井酒造@山梨 その2

本日も山梨県の武の井酒造さんについてです!

来福酒造にて修行。横のつながりはやはり大切

清水さんは東京農業大学をご卒業後、

酵母研究会に所属の茨城県来福酒造さんにて

お酒の造り方を3年間学んだそうです。

昔は酒蔵さん同士の横のつながりはあまりなかったようですが、今は志を同じくする蔵同士が積極的につながっていますね。

伊達セブンとかそのいい例ですよね。

そしてここでもまた運命的な出会いが!

「ツルバラ酵母✖︎雄町=ミラクルな美味しさ!!」

ということで、清水さんが醸すお酒の

具体的な方向性が定まったそうです。

酵母で少量多品種、雄町で行く、と⭐︎

素晴らしー!来福酒造さんありがとー!

 

自分で責任を取るなら何でも作ってよし!

武の井酒造さんはとても小規模な酒造さんで、

ご親族5人であの素敵なお酒を醸しているそうです。

そのため、1から10まで自己責任。

(想像を超える1から10まで具合でした。

まさかのラベル貼りまで清水さんご自身が!)

今度ボランティアに行きます!お代は

(↑すでにボランティアではないw)

できたてのお酒と四合瓶一本でいいです〜

(↑かなりがめついw)

でも自己責任を取るのであれば、

何でも挑戦させてくれるという素敵な社風。

そこで20代の若き清水青年は

醸造家としての第一歩を踏み出したのです!

最初の年は次の2種類を200kg=200本

作るところからスタートしました。

  純米吟醸 雄町✖︎ツルバラ酵母

  純米吟醸 美山錦✖︎ツルバラ酵母

そしてこの時から清水さんが新しく始めた銘柄が

青煌です⭐︎

懇意にしている酒屋さんに自ら営業をし、

あっという間に200本売り切れたそうです。

 

11年目の昨シーズンは、あら?どれくらいかな?

(ちょっと酔っ払ってて記憶がないのですがw)

とりあえず青煌シリーズを7種類、

武の井シリーズを3種類いただいたから

きっと10倍くらい作ってます。2000本!

多分少なすぎる。もっとですw

 

青煌も進化!

2種類から始まった青煌も進化し、

先日は7種類の青煌をいただきました!

この青煌シリーズは全てツルバラ酵母です。

あとはお米や作り方を変えてこんなに展開!

驚くことに、味がものすご〜く違うんです!!

  • 爽 美山錦(夏向けにアルコール度数を少し下げたお酒)
  • Rock&Cool
  • 美山錦
  • 五百万
  • 雄町
  • 愛山
  • 山田錦

 

武の井シリーズは季節ごとの花酵母で 醸す!

以前からの武の井シリーズもめっちゃ進化!

昨シーズンから新しい取り組みを始めたそうです↓

 f:id:nihonsue:20170813231237j:image

この写真が示す通り、季節ごとに花酵母で醸してます。

12〜2月 椿

3〜5月  桜

6〜8月  ひまわり

9〜11月 コスモス

とってもロマンチックですね❤︎

酵母のお酒を頂いた時はほんのり桜感が

あったような気がします٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

(完全に気のせいですがw)

 

以上、武の井さんのレポートでした⭐︎

 

【蔵基本情報】

山梨県北杜市

創業 慶応元年(1865)

代表銘柄 武の井、青煌

特徴 花酵母

製造石数 80

酒蔵見学 多分なさそう

 

にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
にほんブログ村